ホームページを運営するならレンタルサーバーと自社サーバーのどちらかにするか考える

サーバーがなければ、インターネット上に誰もが見られる状態でホームページを掲載することはできないです。そのサーバーはレンタルと自社(家で使う場合は自宅サーバー)があるので、どちらを選択するべきか頭を悩ませている状態かもしれません。

ここではそれぞれの情報を詳しく説明するので、読んでもらえれば適切なサーバーを選べるようになります。


運用するための費用

レンタルサーバーの場合、サービス会社から借りることになるので、そのための費用を月払いだったり年払いだったりで支払わなければいけません。容量やページの表示速度など、高性能になればなるほどレンタル料金は高くなるでしょう。

もちろん、そのレンタルサーバーを使い続ける限り、一生でも支払い続けなければいけない費用となります。また、サービス会社によって、最初に契約するときに初期費用が取られてしまうこともあります。これらの維持費は長期契約や乗り換えなどの割引制度を利用すれば、いくらか節約することが可能です。

自社の方を使うためにはサーバー本体の購入が必要になります。性能によって値段が異なりますが、大型のものでなければ数十万円あれば購入ができるでしょう。ただ、節約したいと考えるときは、普通のパソコンをサーバーとして活用する方法もあります。

その場合は新しく購入せずとも、現在所有していて余っているパソコンが使えるかもしれません。そして、自宅サーバーを利用するときは、電気代のことも頭に入れておきましょう。外部からアクセスできる状況にしておくためには、電源を入れておく必要があります。

その間は、ずっとサーバーの電気代を消費し続けることになるでしょう。

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サーバーの設置スペース

レンタルサーバーを借りるといっても、サーバー本体を届けてもらって会社や自宅に設置するわけではないです。どこか遠くにある建物の中で厳重に保管されているレンタルサーバーに、パソコンなどを用いてアクセスして使います。

そのため、自分たちが用意する設置スペースは、ゼロだといっても過言ではないでしょう。

一方の自社サーバーは、それなりのスペースを用意しなければいけません。排気のために丁度のサイズのところではなく、ある程度は広いところが必要です。そして、快適に使い続けることを考えるなら、気温が高くなりすぎることもなく低くなりすぎることもないスペースを用意しましょう。

気温によってサーバーが不具合を起こしてしまい、いつの間にか停止していることもあり得ます。そして、電源を入れれば熱を持つので、設置したスペースの気温はアップしてしまいます。そのため、快適な温度を維持するために換気扇やエアコンなどが必要になるケースもあるでしょう。

ホームページにアクセスできる時間

レンタルサーバーにアップロードされたホームページは、基本的には24時間アクセス可能となっています。アクセス不可能になるときはシステム障害を起こしたケースくらいなので、訪れてきてくれた方はいつでもホームページを見られるでしょう。

一方の自宅サーバーにあるホームページにアクセスできる時間は、電源を入れているときだといえます。電源を入れていなければサーバーにあるHDDやSSDなどの記憶領域にアクセスできないので、リンクをクリックしたとしてもコンテンツは一切表示されません。

世の中のほとんどのホームページと同じように、いつでも見られる状態にしておきたいときは24時間電源を入れっぱなしにしましょう。

設定の難易度

マニュアルが豊富に用意されていて、分かりやすい説明が掲載されているのがレンタルサーバーです。

そのため、パソコンを操作できる知識があれば、ホームページの公開に手間取ることは少ないでしょう。

マニュアルの手順通りに行えば、あっという間に全世界に向けて自分たちのコンテンツを披露できます。自宅の方はサーバーを構築することからスタートしなければいけません。それを乗り越えてやっとホームページを公開できるようになるため、とても簡単だとはいえないでしょう。

ただし、サーバーに関する知識がなくても設定できるように説明してくれている、市販の書籍や個人ホームページがあります。サーバーを購入するまえに読んで、設定が可能かどうか確かめておきましょう。

サーバーを使う人数

一人一台レンタルサーバーが用意されるわけではなく、一台を複数人で利用することになります。

そのため、同じレンタルサーバーに負荷が高い作業をするヘビーユーザーがいる場合は、影響を受けてしまい動作が重くなってしまうケースがあります。

自社サーバーなら独り占めできるため、誰かの影響を受けて重くなるというトラブルに遭うことは決してないでしょう。

ネットワークの勉強をしたい場合

レンタルサーバーは設定がとにかく簡単にできるように工夫がされているため、本格的なネットワークの勉強をしたい方には向いていないでしょう。それに機能に制限がかかっていて、やってみたいと考えていたことがまったく実行できないケースもあります。

借りられるものに利用者が自由にできないことがいろいろとあるのは、セキュリティの問題があるので当然だといえるでしょう。ゼロから作り上げる自社サーバーならば、どのような操作もプログラミングもやりたい放題です。

勉強を続けて技術や知識を身につけていけば、自分にピッタリのネットワークを構築したサーバーを手に入れられるでしょう。

セキュリティについて

レンタルサーバーはサービス会社が自信を持って提供してくれているので、セキュリティには問題はありません。設定すべきことも少ないので、普通に使っているだけならセキュリティに関する不安を抱くことさえないでしょう。

サーバーを自分たちで用意する場合は、セキュリティも用意する必要があります。セキュリティを怠ってしまうと、ネットワークに侵入されてそこに接続されているパソコンすべてに被害が及ぶ可能性があるので気をつけましょう。

ただ、ネットワークの勉強をしていけば、レンタルサーバーよりも強固なセキュリティを手に入れることも可能です。

快適にホームページを運営できる方を選ぼう

楽にホームページを運営したいと考えるときは、レンタルサーバーを利用するのがよいでしょう。そして、安価で利用ができて、いろいろな工夫を行いたい方にピッタリなのが自社サーバーです。もしも、どうしても選べないならレンタルと自社の両方を試してみて、どちらが快適にホームページを運営できるのかチェックしてみましょう。

参考情報→ホームページレンタル ... iCLUSTA - https://shared.gmocloud.com/lp/iinkai/rentalserver/