nginxの優位性と対応しているレンタルサーバー

レンタルサーバーを利用する場合、サーバーソフトの選択で悩むかもしれません。apacheは長年にわたりトップシェアを誇ってきましたが、近年はnginx(エンジンエックス)のウェイトが高くなっています。こちらでは、nginxとapacheのメリットデメリットを考慮し、nginxがシェア上位に躍り出た理由を取り上げます。

さらに、おすすめのnginx対応レンタルサーバーをピックアップしてお伝えします。

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nginxのメリット

nginxの大きなメリットの一つが、処理速度の速さにあります。同時に大量のアクセスがあるなど高い負荷がかかっても処理が可能なので、突発的に処理が集中しても安定したサイト運営ができるのが利点です。これは、nginxがプログラム処理の流れが単一であるシングルスレッドを採用していて、同時に行う処理が増えてもメモリの使用量に変化がないことが関係します。

nginxのシングルスレッドは、リクエストをループ処理するため、プロセス数自体が増えないことも、安定運用に寄与しています。設定ファイルの扱いやすさも、nginxのメリットといえます。人間の思考回路を考えたつくりとなっているので、直感的に設定できる点が初めてサーバーソフトを使う人にとって扱いやすいと感じる要因です。

多くの機能がモジュール化されており、使用しない機能を取り除くことで軽量化したり、独自機能を追加できる点も人気です。初期費用やランニングコストを抑えた運用ができるのも、nginxの魅力といえます。

nginxのデメリット

nginxのデメリットは、cpuを使う処理がさほど得意ではないことです。

そのため、webアプリで利用されることが多いphpやperl、cgiなどの処理は苦手です。静的コンテンツのみを使うwebシステムであれば問題ありませんが、先に挙げた動画コンテンツに利用されるプログラミング言語やスクリプト言語では、処理速度が低下します。

機能が少ない点も、nginxのデメリットといえます。また、ソースコードが複雑であることもデメリットとされます。nginxが採用しているシングルスレッドは、イベントごとにソースコードを書かなければならない点が、玄人志向といわれる所以です。

apacheのメリット

apacheの大きなメリットが信頼性です。長い間、サーバーソフトのトップシェアを維持してきたということは、安定感や信頼性がある証拠です。開発者向けの技術情報が比較的簡単に手に入るのも、エンジニアにとって利点でしょう。

バリエーションに富んだ拡張機能を利用できることもメリットといえます。サーバーソフトとして長年にわたり使用されてきたapacheには、標準で使えるモジュールが数多く用意されていることに加え、インターネットで配布されているものも豊富にあり、必要な機能をモジュールとして追加することで、自分好みにカスタマイズできる利点があります。

また、apacheはマルチスレッド処理を採用しており、動的コンテンツなどの重い処理にも対応しています。

apacheのデメリット

apacheのデメリットの一つが、メモリを大量に消費してしまうことです。同時アクセス数が多くなると、メモリが枯渇しやすい点が難点です。また、同時処理数に制限があるのも、apacheのデメリットです。apacheの同時接続数は30,000が上限ですが、スペックの高いpcでない限り、上限に至る前にメモリが消費しつくされてしまいます。

なぜnginxが台頭してきたか

nginxがシェアを増やしてきた大きな要因として、c10k問題があります。c10kとは、日本語では「クライアント10,000台問題」といわれます。apacheなどのwebサーバーソフトは、クライアントとの通信が約10,000台に達すると、ハードウェア的には余裕があるにも関わらず、レスポンスが極端に下がる問題が出てきました。

これは、apacheがunix系にosで作られ、プロセス番号の仕組みを持っていること、1つのリクエストに1つのプロセスが必要であることが関係しています。

そのため、1プロセスで複数のリクエストに対応できるnginxのメリットを認識するユーザーが増加しました。

nginxの弱点をカバーし、利用価値を上げる機能が開発されていることもシェアを伸ばした大きな理由といえます。

一例として、リバースプロキシ機能が挙げられます。動的コンテンツの使用に向いていないnginxですが、アプリケーションサーバーを別途用意し、そのサーバーを必ず経由するよう、プロキシサーバーであるリバースプロキシを使うことで、苦手分野をサポートできます。

ロードバランサ機能も安定運用するうえでアドバンテージとなります。ユーザーからのリクエストは、同時にアクセスが集中するとページ表示が遅くなるなどパフォーマンスが落ちたり、場合によってはシャットダウンしてしまう可能性があります。

その点をカバーする仕組みが、負荷分散装置といわれるロードバランサです。nginxのロードバランサ機能を使うと、いくつかのサーバーにトラフィックを分散させることで、ユーザー側のストレスを極力少なくできます。

nginx対応のレンタルサーバー

こちらでは、nginxに対応している日本のレンタルサーバーを3つに絞ってご紹介します。

#エックスサーバーエックスサーバーは、ディスク容量や一日の転送量、データベースなどに余裕が感じられるレンタルサーバーで、マルチドメインにも対応しているので、同時に複数のサイト運営ができるのがメリットです。

独自sslが無料で使え、wordpressのブログサイトを運用している人などが多く利用しています。多機能でありつつ、高速で安定運用できるレンタルサーバーとして、個人だけでなく法人にも人気があります。#さくらのレンタルサーバ

安さが魅力のさくらのレンタルサーバは、無料のsslやphp、マルチドメインに対応するなど、webサイト構築に必要な機能も豊富と評判です。2週間の無料お試し期間が設けられているので、使用感を試して本格運用に移行できる利点もあります。

プランによって収容サーバーが異なるため、プラン変更したい場合は新規の申し込みとともに、旧プランからのサーバー移行作業が必要になる点に注意が必要です。

#スターサーバーブロガーやレンタルサーバー初心者の満足度ナンバーワンをうたっているスターサーバーも、月額料金を抑えて運用できる点がメリットです。追加料金なしで使える高速化設定も人気です。スタードメインを利用するとポイントがたまり、月々の支払いに充てることもできるので、コストパフォーマンスはさらによくなります。

(レンタルサーバーの後悔しない申し込み方法)

nginx対応のレンタルサーバーの必要性

サーバーソフトであるnginxはapacheを抜き、トップシェアに躍り出ています。動的コンテンツを得意とし、実績十分なapacheに代わり、nginxが台頭してきたのは、大量のリクエストに対応でき、処理自体が軽くメモリを消費しないこと、リバースプロキシやロードバランサを利用することで、nginxの苦手分野をサポートし、負荷分散が可能になるからです。

国内にもnginx対応のレンタルサーバーが複数あり、ニーズや予算に合わせて選べます。